歴史的価値のある照明器具。
たとえ図面が残っていなくても資料を元に復元します。
歴史ある建物や文化財で、古くから使用されてきた照明器具にはそれだけで歴史的な価値や
現代では作り出すことができないデザイン性や趣があります。
これらを全く異なる照明器具に取り替えるのではなく、写真や図面などの資料を元に復刻いたします。
照明を通じて、建物本来の姿を過去から未来へと紡いでいく、そんな想いから生まれたシンコー独自のサービスです。
モデルケース
京都府庁舎旧議場 シャンデリアの復元昭和初期の写真を元に、図面を起こすところからはじめた復元プロジェクト。
日本最古の議場とされる京都府庁舎の旧議場は1904年(明治37年)竣工。
その旧議場のシャンデリアの復元プロジェクトを担当いたしました。
プロジェクトは竣工当時およそ100年前の写真を基に、
図面に起こすところからスタートし、製作・設置・施工まで一括で行いました。
当時の趣をそのままに、細部の装飾まで完璧に再現しています。
復元したシャンデリア
設計・製作の流れ
現場環境の調査や、器具のデザイン・設計の調査・保存を通じて照明器具の復刻を行います。
打ち合わせ・趣旨確認
施主・設計者との打ち合わせによりデザインの方向性、必要な明るさ、材質、工期などを検討します。
意匠設計デザイン
特注照明の意匠設計を行います。
器具設計(器具設計図の製作)
意匠に基づいた特注用命の設計図・製作図の作成を行います。
設計の検査・検討
設計器具の安全確認・強度計算・照度計算などを最終確認します。
照明器具製作
協力工場にて器具製作を開始します。
検査
製造工程における検査、外観検査、電気的検査等を行います。
納品・施工